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アムール級機雷敷設艦 (1898) : ミニ英和和英辞書
アムール級機雷敷設艦 (1898)[あむーるきゅうきらいふせつかん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [きゅう]
  1. (n,n-suf) class, grade, rank 2. school class, grade 
: [き, はた]
 (n) loom
機雷 : [きらい]
 【名詞】 1. (sea) mine 
: [かみなり]
 【名詞】 1. thunder 
敷設 : [ふせつ]
  1. (n,vs) construction 2. laying (a road) 
: [かん]
  1. (n,n-suf) warship 

アムール級機雷敷設艦 (1898) : ウィキペディア日本語版
アムール級機雷敷設艦 (1898)[あむーるきゅうきらいふせつかん]

アムール級機雷敷設艦は、初めから敷設艦として建造された外洋航行可能な艦として世界初であった〔Russian Minelayers ''Amur'' and ''Yenisei'', p. 205〕。これらの敷設艦はどれも1890年代後半にロシア帝国海軍のために建造された。1904年から1905年の日露戦争中、これらの艦は太平洋艦隊に配属された。エニセイは戦争開始の2日後、機雷原の構築作業中に、自らが敷設した機雷の一つに触雷して沈没した。アムールが敷設した機雷原のうち、一つは日本の前弩級戦艦である初瀬八島を撃沈した。1904年12月、日本軍は旅順港周辺の高地を奪取し、アムールは日本軍の榴弾砲により撃沈された。この艦は後に日本により浮揚解体された。
== 設計と構造 ==
アムール級機雷敷設艦は、高速でも機雷を投下敷設できるよう設計されており、艦尾は大きくオーバーハングしている。機雷は、艦尾の複数のドアを通ってプロペラよりも後方へと投下される。ドアはそれぞれ機雷投下レールにつながっており、レールは機雷収容区画と直結している〔。
本級は水線長が91.4m、最大艦幅は12.5m、喫水は5.5mである〔Gardiner, p. 204〕。本級の艦は二本のポールマストと衝角を装備した〔。
本級には2機の直列三段膨張蒸気機関が設けられ、それぞれが1軸のプロペラへと動力を伝達した。また、12基のベルヴィール水管ボイラーが蒸気を供給した。これらの機関は総計で4,700馬力を供給するよう設計され、艦に18ノットの最大速度を与えた。艦は406tの石炭を搭載し、巡航10ノットで2,000海里の航続距離を有した〔Watts, p. 172〕。
アムール級機雷敷設艦の主兵装は、5門の75mmキャネット型1892 50口径砲で構成された〔。この砲は、最大仰角21度の状態で、10.8ポンド(4.9kg)の砲弾を射程約8,600ヤード(7,864m)まで射出した。砲口初速は2,700 ft/s (820 m/s)である。発射速度は毎分12発から15発である。また本級の艦には7門のホチキス製47mm砲が搭載された〔。この砲は3.3ポンド(1.5kg)の砲弾を砲口初速1,476 ft/s (450m/s)で撃ち出した。発射速度は毎分20発、射程は2,020ヤード(1,850m)である。本級には15インチ(381 mm)の魚雷発射管1門が備えられ、また300発の機雷が搭載された〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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